セロー225の車高を下げる
はじめに
セローの車高を下げる セローはシート高さが81cm沈み込みが3cmあります。しかし身長155cm以下の者 にとっては、つま先すら届きません。
スプリングは素線が10mm7巻です、車体の乾燥重量約110kgですから、ガソリンやオイルを注入しますと120kgタイヤ。スイングアームなどを除きサスペンションにかかる重さは80kgになります. 体重60kgを加算、合計140kgとなります。
セローのスプリングが140kgでどれほど短縮するのかを計算します。
設計から始めるときは、耐力から計算します、今回は素線10mm、有効径60mm、7巻がすでに決まってい ます、これについては省略です。
以下の計算式は荷重に対する短縮(たわみ量)を表す計算式です。
δ=64nRの三乗W/dの4乗G
δ:たわみmm
n:巻数
R:巻の中心半径
d:素線径
G:弾性係数8000 kg/平方mm
δ=64×7×30×30×30×140/10×10×10×8000=21mm 7巻のとき
現在のばねから1巻削除して、6巻になるときには、体重による沈み込みは18mmになります。
現在シートが2cmのところ、3p沈むのは前輪のばね影響によるものと思われます。
後輪のサスペンションを外しました。ストローク70mmです。2cmは体重で短縮します。動き代は最低 2pは必要ですから、3cm以上ばねを短くすることできません。
改造前の動きは7cmから4cmになることになります。アクロバット的な動作をさせるには、使用不可。
改造後の状態をみてサスペンション下部ロックナット近くにある、緩衝装置の調整をしなくてはなりません。
現在ばねは自由長さ190mmこれを10mm圧縮して取り付けあります。微妙な差はありますが、自由長さ で30mm削除します。
シート高さは現在81p 810−30-30=750mm これで半ケツ傾け ればなんとかなるだろう。
サスペンションを外す作業にかかる、カバー、シート、ガソリンタンク、スイングアーム等大変な作業になる、 タイヤを外さないで、スイングアームが外れる気がするがどうか?Let it
作業1
左写真 側面のカバーは目視できる、ビスを外し手前に引き抜きますこの写真ではシートはついていますが、ビスは外れています。
右写真 シートのボルトを外した状態です。
作業2
左写真 シートを外しました。
シートを外さないと、リヤーアブソーバーボルトが外せないため、の処置です。
右写真 左タンク部樹脂カバーですがご覧の警笛が邪魔になります。
作業3
左写真 タンクの左カバーを外しカバーは下にさがった状態。正面はタンクです
右写真 左写真のように、タンク前川に爪がでています。カバーは側面右は手前に引き、外れたら 前にぬきます。
作業4
左写真 同じく右も外します。両側を外しました。
右写真 そしてタンクを運転席側に抜きます。
作業5
左写真 チェーンを切り車体を左に傾ける。
右写真 左と少し角度が違う状態。
作業6
左写真 下面リンクの状態。
右写真 車体をこのように傾け下面のリンクをみている。
作業7
左写真 車体を戻しました。
右写真 スィングアーム支店部、樹脂製のチェーンガイドがついています が破損しています。新品をつけるときに、写真を添付するので、後の写真 を見てください。
作業8
左写真 省略しましたが前の作業で下部リンクのボルトをぬきました。ナットが固く手間取りました。またアブソーバーの下側ピンも抜きました。
そしてスイングアーム支点ピンを抜いたところです。ナットはきつく締めてあります。ナットをスパナで回せない。頭側を延長棒を使用しなんとか回してください。 右写真 左写真と状態です。
作業9
作業8に同じ。
作業10
左写真 バネを圧縮しします。
右写真 ナットの間に隙間をつくります。
作業11
左写真 ナットを外しバネを遊ばせます。ナット、ロックナット、緩衝調整部、トラニオンの順になっています。調整部とトラニオンが外れません。
仕方ありません外さないで、バネ加工します。
右写真 バネを圧縮しゴムを保護するため冷却しながら、加熱しました。
作業12
左写真 クランプの詳細です。
右写真 余分個所を切断。
作業13
左写真 スイングアームの整備。
右写真 後輪ベァリング点検、あまり走行しなくとも、5年に一度は交換または給油したい。
作業14
左写真 ベァリング整備。
右写真 ブレーキ点検。
作業15
左写真 チェーンガイド(シールガード)と呼ばれている、樹脂製にて消耗品と考えたい。4000円位です。
右写真 同品組み込み中。
作業16
左写真 組み込み完了
右写真 シールドチェーンガついがご覧のとおり固いこれでは、運転しても、エネルギーロスが大きいので、交換
作業17
左写真 新しいチェーンです、グリースを注入しOリングでシールしたシールドチェーンではないが、メンテをしっかりすれば、抵抗も少なく、良い面もあると思います。
右写真 エンジン側スプロケット部清掃,グリース<塗布。交換したチェーンガイドがまばゆく見えますbr>
組立は車輪をスイングアームに組み込んで、取り付けようとしました。うまく組み込みできません、このためスイングアーム単体で組みました。
しかしその後アブソーバーの上部がどうにも入りません。。
抜けるにぬけたのですが、横幅がきついようです。再度とり外し、修正作業です、一体で組み込みができなかった、のは、この問題であったのかもしれません
仕事量として、2日間必要です。