セローキャブレターとり外し調整

セローキャブレターとり外し調整

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はじめに
イグニツションの状態は二次コードの先端にニードルを刺しバイク本体とのアークが10ミリ
マニュアルでは6mmとあります、正常か。
エンジンがかからないのは、キャブレターで間違いなしか 
僕のセロー号サブの林道用です、故に中古の15年生引取りの時から、よい子 ではありませんでした。
エンジンを掛けると2分で何を思うのか高速にうなりだします。 ここでスロットルの調整ネジを3/4回転締め付けおとなしくさせます。

調整ネジをいちいち回すのも面倒です。エンジンを掛けるときにスロットル調整ネジに シムをかませてスタートうなりだす前にシムを外すやり方でながらく使用していました。

我慢していたのは、キャブレターとエンジンの間の、ゴム製インシュレーターが廃版で手に入りません。
キャブレターを点検したいのですが、ゴム製インシュレーターのひび割れは液状パッキンをなすり我慢していました。

ここにきて、どうにもエンジンがかかりません、キャブか火花が弱いのか。キャブはもともとスロットル 開度の微妙な位置に限り、起動していました。
それがダメになりました。いよいよ思い腰をあげなくてはなりません。

なによりおっくうなのは、ゴム製インシュレーターは使えなくなることを、覚悟しなければなりません。
部品はwebikeで売っている市販のゴム製インシュレーターです。内径も機器の傾きに合わせた純正とは違うので、 ルーターによる手加工をしなければならない。
またシリンダーに取り付けのm6ビスが腐食で、緩むかどうかです。
思いの通りでした、ゴム製インシュレーターのネジはCRCを吹き付け2時間据え置きしても6角レンチは しなるばかりで、緩みません。
あと1本はCRCがかけられません、側面から2mmキリで穴をあけCRC吹き付けます。2時間据え置き、 これもまた、6角レンチが曲がりました。
ここで技術のみせどっころ、別の方法で外しましたが、ノウハウのために公表できません。
ここから作業順が逆ですが、カバー、椅子、燃料ホース、タンクカウル、タンク、 吸い込みフィルター室のボルト、を外します





タンクとり外し  右写真はスロットルワイヤー外しワイヤー固定から外し巻きつけ部を回しワイヤーを緩めます。ワイヤ先端のかなづち止め部から外せばよしです。




この時周囲の状態はこんな感じ。






次にチョークワイヤーを外します、ついている状態は左、90度にまがったパイプ部は抜けませんが引かれてだけです、ので手前にひくことができます。




エンジンにねじ込みになっている、接続金具ですが、スパナで回せません。トグルクランプレンチで回します。





チョークワイヤー先端詳細。





これでキャブの両端はゴムですし、吸い込みフィルター三角プラスチックBOXボルトが外れています。
こじるとキャブを外すことができます。

ここからがキャブの整備です。




コックを止め、エンジンをかけて停止したので、残りのガソリンはすこしです。残りのガソリンは逆さにすれば、抜けます。 キャブのフロートピンはカシメになっているように見えますが外せます。今回は外しません。液止めのニードル点検は入り口から息を入れフロートを動かし停止しているかどうか、確認します。





小さい穴がパイロットアイドリングの燃料穴です。 <br> 中央に見えるマイナスはアイドリング調整ニードルです。




エヤーの穴から口でひと吹き、ゲートが昇降するので、ダイヤフラムは点検しません。
スローのニードルを外しCRC吹き付け洗浄です、ニードル、スプリング、平ワッシャー、Oリングの、 順に入っています。これらを外します。
真鍮針金で穴の確認、メインジェット、穴の確認、清掃をします。

スローの部品組み込み、締切限でニードルの先が穴を塞ぐのでわずかに出ます。ここから2回転戻します、
2.5回戻しかと思いましたが。マニュアルは2回転です。キャブの器をガーゼで、きれいに清掃します
締切限の位置が変わりましたなんらかの異常が有であったかも知れません。


IGこいる一次側0.24〜0.36オーム、二次5.7〜8.5オームですが一次は1〜2オーム程度二次は7kにて 概ね良好。
一次はテスター下限界ですので、これ以上の測定は不能です。
今までのバイクは一次に電流計を入れ電流を測定しました、350〜500mA流れたのですがセローは10mAです、燃費はわるくありません。
火花は放電6mmとあります、10mmですので、クリアしているようです。



キャブを組立、タンクを組み立て前に燃料を入れ試運転です。 マニュアルによると、キャブの吸い込み圧は△240mmhgです、が△400mmhgですバタ弁は 1/100mm程の隙間ですので調整ねじで、若干隙間を広く調整しました。(4/100)。一発起動で作業完了です。調整後の吸い込み圧は測定していません。

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