セローの電気配線

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セロー225 (XT225W)電気配線説明書

バイクの配線図は展開図といわれるものです、配線そのものをありのままに線を直角に書き換えただけのものです。



電気に関する学校でこのような図の読み方を教えるかというと、そんなことはありません。バイク修理に携わる方もそれぞれ、努力した賜物でないかないかと思います、努力してない方は読めないと思います。 ちなみに私は中学二年のときに、真空管の仕組やフィードバックの成り立ちを理解した上で5級スーパヘデロラインの真空管式ラジオを組み立てました。(55年前)

バイクの配線図はラジオに比べるとはるかに易しいものです。

なせば成る、知的財産を作りましょう

Let it study


1. 電源から主キーSW(スイッチ)を右ターンしライト点灯まで



赤線バッテリーの+からヒューズを経由しメインSW赤にはいります、ONですと、赤―茶/青の接点が通じSW出口で茶色線に通じています。

ディマSW入口の茶色線に入りますLOの下向きになっていますと、茶―みどりの接点が通じていますSW出口緑線からヘッドライトの出口で接地されます。電球(バルブ)を点灯させます。

ディマSW入口の茶色線に入りますHiの上向きになっていますと、茶―黄の接点が通じていますSW出口黄線からヘッドライトの出口で接地されます。電球(バルブ)を点灯させます。

黄の配線は分岐し主SWにある、ハイビームインジケーターのライトを点灯させ接地します。

ここまでは配線の色と色分け表示は同一です以後は色わけの説明になります。

1の2 点火条件成立からセルモーター起動まで


主SWに戻ります

出口の茶線から分岐した線はスタートサーキットカットオフリレーに入り、コイルと半導体を介しニュートラルSWがニュートラルにあるか、クラッチを握るかしていると、若草色で接地され、電流が流れます。コイルは電磁石になっており、コイル左の鍋蓋記号の接点がとじます。



カットオフリレー接点出口から  スターターリレーのコイルを出てハンドルのスターター押しボタン に入ります。これが空色で示す箇所です。

スターターボタンをプッシュすると、桃色で示しますが、エンジンストップSWに入ります。

エンジンストップSW はRUNでは接地回路と接続しています、



スターターリレーのコイルに電流が流れることにより、コイルは電磁石になっています、左の鍋蓋がたの記号である、接点は閉じます。紫色で示します



これによりバッテリーから、セルモーターに大電流が流れセルモーターが起動します。




1. 点火と充電                                





主SWをONしたときにCDIユニットは橙色で エンジンストップSW 接地までの回路ができていればCDIは正常に動作しエンジン起動で、発電機付近に取り付けられた、パルスコイルから、CDIユニットを介しイグニッションにパルス電流が供給されます。紫色で示す箇所。イグニッションが点火します。

転倒などの緊急時はエンジンストップSWで接地回路を遮断します。



2の2



 CDIマグネットCDIの関連はこの展開図だけでは分からないので省略します、通常CDI   の入出力は電源、接地、エンジンストップ、イグニッションのパルスコイル、等です。CDIユニットの上に三角と長方形のジャンクションが表記されています、  

右はCDI側、左は配線束側です。



図面左上部、CDIマグネットの丸しるしはジェネレーターや整流装置が記入されていません、これらを表しているものかもしれません、バッテリー左のレクチファイヤレギュレーターは発電機よりの電圧を調整するものです。 白線3本が接続しているので、発電機または整流器を省略し表記していることは確かです。 

レクチファイヤレギュレーターの赤線はバッテリーに充電する回路です。








3 方向指示、フラッシャーライト  ニュートラルインジケーターランプ



レフトターン主SW出口茶色で点滅させるフラッシャーリレーを介しフラッシャーリレーL に入ります。黄色で示す左側前後のライトが点滅します。

図面右の黄色から分岐した橙色の線が主SWのパイロットランプを点滅させます、橙色の線が右ターン側のライトに通じているのでこちらのライトも点滅させてしまうのではないか、の疑問があると思います

パイロットランプは容量が小さい電気抵抗の大きな電球です、小さい電流のため方向指示のランプを点灯させることはできないようになっています。

方向指示ランプが切れたとき分かるように複雑な回路にしてあるものと、思われます。



ギヤーがニュートラル位置にあると、茶色電源から、ニュートラルランプを介し若草色で接地され、ランプが点灯します。








4 右方向指示、フラッシャーランプ   テールランプ



右ターン 主SW出口茶色で点滅させるフラッシャーリレーを介しフラッシャーリレーRに入ります。緑色で示す右側前後のライトが点滅します。

図面左の緑色から分岐した空色の線が主SWの方向指示パイロットランプを点滅させます、空色の線が左ターン側のライトに通じているのでこちらのライトも点滅させてしまうのではないか、の疑問があると思います

パイロットランプは容量が小さい電気抵抗の大きな電球です、小さい電流のため方向指示のランプを点灯させることはできないようになっています。

方向指示ランプが切れたとき分かるように複雑な回路にしてあるものと、思われます。



4の2

主SW入りで紺色で示す、テールランプ点灯しナンバープレートを照らします。

リヤーブレーキを踏むと赤色で示すブレーキランプが点灯します








5 ホーン、前ブレーキ、メーターランプ

ホーン

茶色線から紫色でホーンSWがあります、SWを押すと単純にホーンが鳴ります。

前ブレーキ

前ブレーキを踏むと同じ紫色表示ですが、後輪ブレーキと同じランプが点灯します。



メーターランプ

主SW入り、桃色線で示すスピードメーターのランプが点灯します。



6後記

ラジオ、TV,音響機器、自動制御など専門知識は必要ありません。誰が表示しても、このようになる分かりやすい図面なのです。





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