バイク火花が弱いとき
はじめに
イグニツションの状態は二次コードの先端にニードルを刺しバイク本体とのアークが10ミリ以上とべば正常であると記載されております。この解説がよくありません、
電圧が正常ですと確かに青白い光で20ミリ飛びます。しかし電流が少ないと放電する勢いといいますか、線が微妙に細いのです。
どうも火花が弱い、イグナイター、点火プラグの交換はしてみたが、どうしても火花が弱い。あるいは点火コイルも交換してみた燃費も悪いようだ、と悩んでいる方もいると、思います。 古いバイクですし、バイク屋さんとの、縁も切れています、
イグナイター、イグニッションコイル、プラグ、ピックアップコイル、すべて良好でも、火花がよわくなることがあるのです。
次に配線です、配線は端末にコイルに差し込む端子が付いていまして、圧着工具で圧着されています。差し込み部の接触がわるくなると、接触不良で抵抗が増加しますので、ここが一つの危険要素です、
圧着端子の圧着部において、酸化による、軽度の腐食もあるかもしれませ。差し込み部を何回も脱着を繰り返し接触不良を解消、また圧着端子部をはんだ付しまして、圧着不良の問題をなくしましたこれで、どうでしょうか
これでも問題を解決でないことが多々あるのです,なぜでしょうか。
考えられない問題それは配線自体なのです。
私の事例 10年から15年経過したバイクを3台購入しました、3台ともに配線を重複させました、火花の改善をみました。
外した端子に抵抗はないし接触不良の問題もありません。配線の問題も有りなのです。
たまたまだと思いますが、参考にしてください。
イグニッションコイルの電流測定
イグニッションコイルの一次回路、に電流計を入れ測定することです。電流計ですからコイルの差し込み継手を外しアナログテスターの電流測定を直列につなぎます、 エンジンをかけ、350mAあればよし。以下のときは、考慮の必要ありかも知れません。
(少ない電流で動作するバイクもあります、ので参考です)
作業1図はホンダステードの配線です、ポンチ図。
図の配線図ですと、ピンクの黄/青線から、右コイル左側の黒/白線に出ます、左コイルの左から入り、右の青/黄線にもどる閉回路となっています。
図は川崎ゼファーの配線図です。橙線から桃線経て青線に抜ける回路が形成されています。赤線がエンジン停止回路です。 点火コイル一次側の配線部、直列に電流計を入れ電流を測定します。
作業3 閉回路の途中に電流計を直列に入れ、エンジンをかけ電流測定します。